データ分析・tableau

【Tableau】結合とリレーションシップの違いを理解する【徹底解説】

こんにちは。
今回は、tableauにおけるリレーションシップと結合の違いを解説しようと思います。
結合・リレーションシップは、日本語の意味合いが近いので混同しがちですが、tableau内の動きは全然違います。
これを理解するだけでtableauの有効利用レベルが全然違うので、ぜひ理解しましょう。

結合とリレーションシップの違い

まず結合とリレーションシップは、得られる効果は同じです。
結合もリレーションシップも複数のテーブルを接続するという意味では同じです。
強いて言えばリレーションシップの方が最近の機能です。

ただし、テーブルがくっつくタイミングと、データが集計されるタイミングが異なります。

【例】 商品の売り上げと予算達成割合を計算する場

売上テーブル

日付商品売上
2022/2/8ミカン100
2022/2/8りんご50
2022/2/9ちょこ100

予算テーブル

日付予算
2022/2/850
2022/2/9100

結合の場合

  1. 日付をキーにし、2つのテーブルをくっつける。(日付が複数の行にあるため、予算のデータが2行に繰り返される)
  2. 売上データは合計(集計)、予算データは平均(集計)する。(予算は合計してしまうと3倍になってしまうため平均で集計しなくてはならない)

リレーションシップの場合

  1. まず売上テーブルの売上データを計算(合計)する
  2. 日付をキーにして、売上テーブルと予算テーブルを結合する
  3. 売上÷予算を計算する。

使い分けのポイント

基本的にはリレーションシップを利用するのが大原則です。
Tableauの推奨もリレーションシップです。
結合を行う場合は、INNER JOINなどSQL的なことも意識しないと結合できません。
そのため、システムエンジニア向けの機能となります。

Tableauにおけるリレーションシップの張り方

Tableau推奨のリレーションシップの方法を解説します。とても簡単です。
Tableauでリレーションシップを張る場合は、データソースシートを利用します。

① 複数のテーブルをデータキャンバスにドロップする。

② そうするとテーブル間に線が引かれます。

Tableauのリレーション
リレーション失敗

③ もしTableauが自動的にリレーションを張れる項目と把握できたら自動でリレーションシップがはれます。

④ できなかった場合は、自分でリレーションシップを張る項目を選択します。

Tableauのリレーション2
リレーション項目の設定
Tableauのリレーション3
リレーション成功


これだけでリレーションシップが可能です。
リレーションシップは1テーブルだけに限らず、複数のテーブルでリレーションシップ可能です。

ポイント

  • リレーションシップのキー同士でも文字と数字が違うと接続できません。
    例えば同じ商品コードも一方のテーブルは、文字で取り扱い、片方は数字だと接続できないので注意してください。
  • リレーションシップも接続しすぎるとアクセス速度がダウンするので注意しましょう。ここはプレパレーション(事前準備)と役割分担が必要です。




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  • この記事を書いた人

marusuke1216

30代のシステムエンジニア。 インフラ関連の案件中に従事している。 資格は、ネットワークスペシャリスト、PMO等を保有。

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