こんにちは。オープンソースの進捗管理ツールで定評のあるRedmineをDocker-composerで導入する手順をコマンドベースで解説します。Docker-Composerならymlファイルを作成してコンテナ起動すればすぐにRedmineを利用開始できる便利な方法です。また初回ログインのアカウントパスワードもご説明します。ぜひご活用ください。
dockerを使ってredmineを30分で導入してみよう!!
Redmineとは?
この記事を読んでいる時点でご存知かもしれませんが、Redmineは、OSSの進捗管理ツールです。Redmineでは、チケットと呼ばれる単位でタスクを管理することになります。ここのチケットには当然親子関係の作成やグルーピングなども可能です。
進捗管理の方法は非常に汎用的なのでシステム業界のみならずその他業界でも十分利用可能なものです。
Redmineには、アジャイル用のプラグインも存在します。このプラグインを導入することでカンバンの作成も可能です。
Redmineを起動する
さっそくRedmineをdocker-conposerで動かす手順をご紹介します。
ymlファイルを作成
メモ帳でもterapadでもなんでも良いので、ymlファイルを作成します。サンプルとして以下を置いておきます。
version: '3.2'
services:
redmine:
image: redmine:4.0.4-alpine
environment:
TZ: Asia/Tokyo
REDMINE_DB_POSTGRES: db
REDMINE_DB_DATABASE: redmine
REDMINE_DB_USERNAME: redmine
REDMINE_DB_PASSWORD: password
restart: always
ports:
- "8080:3000"
depends_on:
- db
volumes:
- /redmin:/usr/src/redmine/files
db:
image: postgres:12-alpine
restart: always
environment:
TZ: Asia/Tokyo
REDMINE_DB_DATABASE: redmine
POSTGRES_USER: redmine
POSTGRES_PASSWORD: password
ports:
- "5432:5432"
volumes:
- ./postgresql/data:/var/lib/postgresql/data
- ./postgresql/initdb:/docker-entrypoint-initdb.d
Volumesのディレクトリやポート番号は必要に応じて変更するようにしてください。概ねこのままで動作するはずです。
docker-composerを起動する
ymlファイルが準備できたらいつもの魔法の呪文を唱えます。コンテナよ起動せよ。
docker-compose up -d
通常通りに動けばredmineとpostgreのコンテナが起動(done)します。これでremineが起動です。
remineが起動した。早速接続してみよう!!
Remineへの初回接続
remineに接続する
コンテナが起動したらremineに接続です。
ブラウザのURL欄にhttp:// IPアドレス:ポート番号 を入れて接続です。
サンプルyml通りならポート番号は8080です。
そうするとredmineの初期画面が出力します。
redmineに初期ログインする
redmineの初期アカウントは、アカウント名「admin」パスワード「admin」です。このアカウントでログインしましょう。
ログイン後は、初期パスワード変更を行います。
aminユーザは最高権限のアカウントなので、初回ログイン後は個人アカウントの作成をお勧めします。
まとめ
Dockerを使えば多くのオープンソースの便利ツールを利用可能です。
Remineもその一つです。皆さんもぜひDockerを使って少しずつ業務改善できるようにして行きましょう。