PMP・PMBOK

PMBOKは電子版、書籍、PDFのどれが良いのか比較評価した

 PMPの受験やプロジェクトマネジメントをはじめる人の必読書であるPMBOKは、かなりのページ数があります。そして分厚いです。また値段も1万円前後とかなり合格です。これらのような特徴を踏まえてPMBOKを電子書籍版と書籍版どちらで購入した方が良いのか比較評価してみました。結果は圧倒的に電子版でした。


この記事でわかること

  • PMBOKの入手方法
  • 紙媒体、PDF、電子版の各々の特徴
  • どの方式で入手するのがベストか?

PMBOKとは?

 そもそもですが、PMBOKの正式名称は、プロジェクトマネジメントの知識体型ガイドです。

 米国のプロジェクトマネジメント協会が発行しているプロジェクトマネジメントのガイドラインです。プロジェクトマネジメントの世界では、デファクトスタンダート(世界標準)になっています。


 プロジェクトマネジメントの方法は、経験知で知っている方が多いと思いますが、これを体系的に理解することができるのがPMBOKです。そのため、プロジェクトマネジャーやプロジェクトリーダーで読んいる方も多い書籍です。


  またPMBOKの理解するとPMPの取得も可能となってきます。そのため、これからプロジェクトマネジメントを行う上では、必ず読んでほしい本です。


PMBOK の入手方法は3つ

 PMBOK の入手方法は、「書籍版」「電子書籍版」「PDF版」の3種類あります。各々特徴がありますので解説します。


書籍版

 まず1つ目が書籍版です。大規模な本屋などで販売されています。書籍版は、PMBOK とアジャイル実践ガイドがセットになっています。PMBOKの書籍版は、コピー防止の紙となっており、独特の紙質となっています。そして、大きく重いです。ダウンページみたいなサイズです。

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電子書籍版 

 続いて電子書籍版です。amazon Kindleで販売されています。こちらはPMBOK本体のみで販売されています。その分値段もやすいです。電子版のため目次から各項目へ飛べたり、文字検索が可能となっています。


PDF版(PMIからダウンロード)

 最後にPDF版です。こちらはPMI 協会の会員になるとダウンロード可能となります。会員登録費や年間の会員費用がかかります。電子書籍版と異なり、書籍版をPDF化しただけなので、目次から対象ページに飛ぶことはできません。また印刷できないように加工されています。

 PMIサイトからダウンロードする方法は以下の記事を参考にしてください。


どの形態のPMBOKが良いのか比較した

 どの形態が一番読みやすくかつコスパが良いのか比較してみました。

コスト比較

 コスト比較の結果は以下の通り。

  書籍 > 電子書籍 > PDF版

 PMI会員なら実質無料となるのがPDFでかなりお得です。PMPを受験する予定があるのであればPMI会員になった方が受験料を安くなるなどのメリットがあるので、PMP受験者はPMI会員になることを推奨します。

 電子書籍版は、アジャイル実践ガイドがないだけ低価格になっています。書籍版は、逆にアジャイル実践ガイドが付属の分高価です。アジャイル実践ガイドも欲しい方は値段的に同じなってしまいます。


どれが読みやすいか?

 読みやすさは、電子初期版が一番です。主なメリットは以下です。

  • 文字検索ができる
  • 目次から該当ページがリンクがはられている
  • 各ページ間もリンクがある。(ex: YY章参照など本文にある場合にリンクがはられており、該当ページに飛ぶことが可能。)

1点デメリットがあり書籍版とページ数表記がことなります。研修などで講師の方から「xxxページを開いてください。」と言われたときに戸惑う可能性があります。 

PDF版も良いのですが、印刷防止の記載が邪魔なので可読性は落ちます。また電子書籍のメリット機能はありません。書籍版は、ただ思い。不思議な紙で持ち運びづらいと特段良いことがありません。


結局どれが良いの?

 私の推奨は、電子書籍版です。リンクなどで一番効率よく調べることが可能なためです。またPMPの取得では過剰スペックであるアジャイル実践ガイドが付属していことも嬉しいところです。(結果安い)

 もしPMI会員になるのであればPDF版で試し、不自由があれば電子書籍版の購入しましょう。会社に電子機器を持ち込めないなどよほどのことがなければ書籍版を購入することは避けた方がよいと思います。きっと後悔します。


  • この記事を書いた人

marusuke1216

30代のシステムエンジニア。 インフラ関連の案件中に従事している。 資格は、ネットワークスペシャリスト、PMO等を保有。

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