こんにちは。PMP試験の受験申し込みは、プロジェクトマネジメントの実務経験を問われ聞くだけでは非常に難しそうに聞こえます。この記事では、主にPMP試験の申し込みに必要となるプロジェクトマネジメントの実務経験とは何なのか解説します
この記事でわかること
- PMP試験の受験資格はどんなものか?
- PMP試験の受験資格を満たすのはどうしたら
- PMP試験に申し込むために必要となるプロジェクトマネジメント実務経験とは何か?
1.PMP試験とは
申し込み資格を説明する前にそもそもPMP試験とは何か簡単に説明します。
PMP試験とは?
- PMPは、米国PMI協会が認定しているプロジェクトマネジメントに関する資格試験。
- PMP 試験は、PMI協会 作成の PMBOOKの理解度を問われる。
- プロジェクトマネジメントのスキルのみではなく、プロジェクトマネジャーとしての倫理感も問われる。
- また受験資格として、一定の期間のプロジェクトマネジメントの実務経験がっ必要。
2.PMP試験の受験資格
本題であるPMP試験の受験資格を説明します。前段で述べた通りに一定の期間の”プロジェクトマネジメントの実務経験がっ必要”というところが重要です。
(1) 受験資格
PMP試験の受験には、以下の2種類の条件を満たす必要があります。
- プロジェクトマネジメント経験の実務期間
- 35時間のプロジェクトマネジメント研修の受講
これら二つを満たさないと受験ができません。この受験資格でわかるのが、PMI協会は、プロジェクトマネジャーになるために机上の知識だけでは足らず、実務経験も求めていることがわかります。
この記事では、主に1「プロジェクトマネジメント経験の実務期間」を解説します。
(2) プロジェクトマネジメントの実務経験
まず最初に必要となるプロジェクトマネジメントの実務経験です。
プロジェクトマネジメントの実務経験として必要とされる時間は,最終学歴により異なります。
必要時間
大学卒以上 ⇒ 4500時間以上
高校卒 ⇒ 7500時間以上
必要時間の少ない大学卒でも1日 7.5時間プロジェクトマネジメントを行っても600日必要となります。1か月20日労働換算で30カ月です。かなりの実務経験を求められています。
4500時間や7500時間もマネジメントの実務経験なんてないと思うかもしれませんが、そこまで心配する必要ありません。
プロジェクトの定義から自身の実務経験を振りかえる
プロジェクトマネジメントを難しく考えると経験ないかもしれませんが、もっと気楽に考えましょう。世の中の作業の多くは、プロジェクトマネジメント作業の一部として言えるものが非常に多いです。
プロジェクトの定義から振り返りましょう。
プロジェクトとは?
「プロジェクトとは、独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」
この定義にあわせると例えば新入社員向けの勉強会も一つのプロジェクトといえます。それは、勉強会というサービスを創造するための期限のある業務だからです。
他にも自社内の事務手続きの改善なんかもプロジェクトと言えます。こう考えると規模の大小はあるにしてもプロジェクト作業を行っている方は多いです。
例に出した新人社員向けの勉強会で、実務経験を考えてみましょう。例えばこんな新人社員向けの勉強会にこんなかかわり方をしていたらプロジェクトマネジメント作業です。
- 勉強会に向けたスケジュール作成は、プロジェクトマネジメント上の計画プロセスの作業
- 勉強会の準備作業が予算内で進捗しているのか管理評価することは、監視・コントロールプロセスの作業
- 勉強会が完了して勉強会で使用した資料をまとめ次年度に向けた教訓を纏めるのは、終結プロセスの作業
こんなあたりまえの作業もプロジェクトマネジメント作業の一つです。こう考えると意外とプロジェクトマネジメント業務している方が多いのではないでしょうか?
こういった形でプロジェクトマネジメントと大仰に考えず、自分がいままで担当した作業で計画や管理をした作業を洗い出してみると意外とプロジェクトマネジメント作業は経験していると思います。
今回作業時間も積みかせねながら、受験資格を満たすようにしましょう。
注意事項
試験申込では、英語で実務経験を説明します。
その際は、PMBOOKどのプロセスのどのツールをつかったのか説明する必要があります。そのため、普段からPMBOOKを意識した仕事をすると良いと思います。
(3) 35時間のプロジェクトマネジメント研修の受講
続いてもう一つの受験資格である「 35時間のプロジェクトマネジメント研修の受講」を解説します。
ここのポイントは,公式な研修に参加することが必要な点です。自習ではだめです。公式の勉強会に参加して証明書をもらう必要があります。
公式な研修は,様々な業者が開催しており,実際に教室で勉強するものからe-ラーニングまであります。
コストは、教室の受講タイプが10万円以上で、eラーニングが4万円以上です。
私は、eラーニングをお勧めします。eラーニングであれば通勤時間などの隙間時間を使えたり,不明点は何度もでもビデオをリプレイ可能なためです。
実際、私は,E-PROJECTのeラーニングを受講しました。練習問題を充実しており,結構よかったです。
3. まとめ
以上2点を満たすとやっとPMPの受講申し込みが可能となります
PMP試験を受験されることをお考えの方は、まず実務経験が試験条件を満たしているか確認しましょう。そのうえで勉強しないと無駄になってしまいます。