こんにちは。アジャイル開発では必須となっているカンバンですが、紙で掲示するのはスペース的に問題あるという方向けにWEBブラウザで利用できるカンバンツールが存在します。Saas等で様々なサービスが存在しますが、今回のそのうちからOSSのKanboardの導入方法をご紹介します。
Kanboardとは
Kanboardは、カンバンをWEBブラウザ上で実現するためのOSSツールです。WEBブラウザ上なのでクライアントに特殊なソフトが不要というのが大きなメリットです。またDocker上で動作しますので、簡単に導入可能ところも大きなメリットになってきます。
さらにKanboard の特徴としてはタスク単位に作業開始~終了期間や作業所要時間なども入力できますので、単純なカンバン+アルファのマネジメントが可能とってきます。
Kaboordの導入方法
今回は、KanboardをDockerベースで導入することを前提に記載します。不明な点などは公式のマニュアルを参照してください。
手順1.ymlファイルの作成
docker用のymlファイルを作成します。特段、拘りがなければ以下の定義をコーピーすれば動くはずです。私のもほぼ公式のコピーです。ポートは他のサービスと重複する場合は、個別に調整してください。
version: '2'
services:
kanboard:
image: kanboard/kanboard:v1.2.8
ports:
- "10080:80"
- "10443:443"
volumes:
- kanboard_data:/var/www/app/data
- kanboard_plugins:/var/www/app/plugins
- kanboard_ssl:/etc/nginx/ssl
environment:
DATABASE_URL: mysql://kb:kb-secret@db/kanboard
db:
image: mariadb:latest
command: --default-authentication-plugin=mysql_native_password
environment:
MYSQL_ROOT_PASSWORD: secret
MYSQL_DATABASE: kanboard
MYSQL_USER: kb
MYSQL_PASSWORD: kb-secret
volumes:
kanboard_data:
driver: local
kanboard_plugins:
driver: local
kanboard_ssl:
driver: local
手順2.imageのダウンロードとコンテナの起動
ここからは通常のdocker-composeの起動コマンドを行います。当然ながらymlファイルと同じディレクトリで実行してください。
docker-compose up -d
手順3.起動確認
正常に導入出来たらdocker ps コマンドでコンテナの状態を確認しましょう。
kanbanbordとmariadbが起動upしているはずです。
Kaboordの利用方法
yml上で指定した接続先にアクセスします。ローカルであればlocalhost:10080ですし、異なればアドレス:10080でアクセス可能です。
正常に開けると以下の画面が出力します。最初のアカウントのアカウント名はadmin、パスワード名もadminです。
ログインすると以下の画面です。
まず最初に使用可能な文字を日本語にしましょう。右上はじの▼をクリックしてメニューを出力し、それからSettingを選択します。
さらに出力される画面でapplicatin settingを選択し、languageから日本語を選択します。これで日本語表示されます。
続いて実際の看板の画面を確認しましょう。新規プロジェクトを作成後にTodoを追加可能となります。Todo追加画面はこちらです。単純なTodoではなく付箋の色から担当者などを選択できます。
Todoを追加すると以下のような形で画面表示されます。
追加されたTodoは、GUI上の画面でドラッグして直感的に他のステータスに変更することが可能です。誰での使えることが嬉しいです。
最後にユーザ追加です。ユーザの追加はUser Manegementのから追加可能です。入力する画面は以下の通りです。担当役割やPJなどをきめ細やかに選択可能な強みがあります。
まとめ
Kanboardは、dockerを使えば簡単に導入可能なツールです。これからアジャイル開発したい方であったり、チームワークしたい人でならだれでも簡単に利用可能なツールだと思います。OSSでライセンス料金はかかりませんので、ぜひお試しください。